相続に関しては、民法で相続する権利のある人が定められており、相続する権利を持っている人のことを法定相続人と言います。被相続人との関係によって順位が定められおり、それに応じて相続分の割合が決まっています。

配偶者相続人の意味と法定相続分

法定相続人には、配偶者相続人と血族相続人という2種類の法定相続人がいますが、そのうちの配偶者相続人とは、被相続人と正式な婚姻関係にあった配偶者のことで、常に優先順位が最も上にある法定相続人です。
子がいる場合には、配偶者が2分の1、子が2分の1という割合で相続をし、子がいない場合には、配偶者が3分の2、被相続人の父母が3分の1、子も被相続人の父母もいない場合には、配偶者が4分の3、被相続人の兄弟姉妹が4分の1を相続します。
配偶者の相続分については、夫婦の財産は、長年に渡って夫婦で築いてきたものであるとの考え方から、昭和56年に、それまでの配偶者は三分の一、子は三分の二という相続分の割合から変更された為、専業主婦で会社などから給与を得ていなかった場合であっても、二分の一の相続をする権利が確定されました。
また、残された配偶者の権利を守る為に、被相続人が残された配偶者が生活に困窮するような遺言を遺した場合には、遺留分請求の申し立てが認められています。

血族相続人の意味と法定相続分

法定相続人のうち、被相続人と血縁関係にある相続人が血族相続人で、被相続人との関係によって相続分の割合を決める順位が定められています。

≪第一順位の血族相続人≫

血族相続人の中で最も優先順位が高い相続人は、被相続人と親子関係にある子が第一順位の血族相続人で、配偶者の次に高い優先順位のある相続人です。
実子はもちろんのこと、養子、認知されている非嫡出子も、同じだけの権利を有する第一順位の血族相続人です。
被相続人の子が亡くなっていた場合には、その子、被相続人の孫が第一順位の血族相続人となります。
第一順位の血族相続人がいる場合、被相続人の財産は配偶者と第一順位の相続人が2分の1ずつ相続することになり、第一順位の血族相続人が複数いる場合には、2分の1の相続分を公平に分割します。

≪第二順位の血族相続人≫

被相続人に子がいなかった場合は、被相続人に父母、父母が亡くなっている場合には祖父母といった直系尊属の相続人が第二順位の相続人となります。
この場合、血のつながりの養父母であっても、第二順位の血族相続人として認められます。
第二順位の相続人の法定相続分は3分の1、配偶者が3分の2を相続します。

≪第三順位の血族相続人≫

被相続人に子、父母、祖父母、養父母がいなかった場合、被相続人の兄弟姉妹が第三順位の血族相続人となります。

第三順位の相続人の法定相続分は4分の1、配偶者が4分の3を相続します。
被相続人の兄弟姉妹が亡くなっている場合には、被相続人の兄弟姉妹の子が相続権を得ます。
第一順位の代襲相続の場合は、孫の代まで代襲できますが、第三順位の代襲相続は、被相続人の兄弟姉妹の子までに限られます。

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